「CTS」とは
Computer Typesetting System=電算植字システムの略で
コンピュータの活用により電子的に組版を行うシステムのことを言います。
写真植字を軸とした新しい新聞印刷の植字技術で、
組版部門 の高年齢化や生産性の低下と、それに鉛公害などの社会的背景も加わってコンピュータ化 の機運が高まり、
電子写真植字方式の研究開発を促進したというのが背景としてあります。
日本語処理ができるCTSは、1960年頃に新聞用に開発されたのが始まりです。
大手印刷企業での完全コンピューターによる組版システムの導入は1970年頃で、本格的な稼動に入りました。